【開催レポート】第23回エンゲージメント研究会β
ストレングスファインダーを活用して従業員エンゲージメントを高める~導入編~

第23回エンゲージメント研究会の開催報告をさせていただきます。(所要時間:3分)

今回は日本エンゲージメント協会の代表理事であり、ビジネスパーソンのエンゲージメントやレジリエンス、そしてストレングスを高める取り組みを10年以上してきた佐々木が登壇し、参加者のみなさまに、ストレングス(強み)の活用について話しました。

佐々木 拓哉(ささき たくや)
一般社団法人日本エンゲージメント協会 代表理事
株式会社ヒューマンブリッジ 代表取締役
米Gallup認定ストレングスコーチ
組織レジリエンス認定トレーナー
講師の詳しいプロフィールはこちらから

今回の研究会のテーマは、「ストレングスファインダーの活用と従業員エンゲージメントの向上」です。
ストレングスファインダーと言えば、書籍『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう』が知られており、書籍が100万部以上販売され、ストレングスファインダーの受験者も世界中で2000万人以上となりました。
今回はこのストレングスファインダーを活用し、エンゲージメントを高めるためのヒントを掴んでもらえたらと考えております。

研究会参加者には予め、ストレングスファインダーを受検していただき、自分の結果を把握した状態でご参加いただきました。
最初に講師から自己紹介があり、早速自分自身の趣味にハマっている理由を、ストレングスファインダーの結果を用いて説明し、ストレングスがその人の行動や感情に深く関わっているを示していただきました。
参加者の皆さんも、これから自分の強みを理解していくことを楽しみにしながら研究会が始まりました。

ストレングスファインダーと強み

まず、ストレングスファインダーについてその基本的な情報や強みに関する研究について説明し、参加者の皆さんの強みへの理解を深めていただきました。
一般的に言われている『強み』とはどのような要素で構成されているのか、そしてストレングスファインダーの結果はこの強みとどのように関わっているのかなど、これからストレングスファインダーの活用に必要な、基本的な研究結果を知っていただけたのではないでしょうか?
講師からは、強みを理解するための質問を投げかけたり、ストレングスファインダーとエンゲージメントの関わりを説明したりして、私たちがなぜエンゲージメントを高めなければいけないのかまで理解を促しました。
参加者の皆さんも強みを活かす方法が、これほどまでに科学的に占めさせているということに対して、とても感心しており、講義の途中にも沢山の質問をしながら、ストレングスファインダーにのめり込んでいただいたようです。

ストレングスファインダーの結果を理解する

強みへの理解をある程度深めたところで、参加者の皆さんにはストレングスファインダーの結果を自分の中で深く理解するためのワークを行いました。
まずは5つの資質の説明をよく読み、自分の特徴を示している、あるいは共感できる部分を探していただきました。
このワークを通して、自分の長所や短所などの特徴的な部分がストレングスファインダーの結果と深く関わっていることに気付いていただけなのではないかと思います。

ワークの中では参加者全員で改めて自分のストレングスファインダーの結果を使って自己紹介をしたのですが、皆さん自分をよく表現した素晴らしい自己紹介をされました。
ストレングスファインダーは『自分らしさ』を現してくれるので、自分を相手に良く知ってもらう方法としても活用ができるとのことです。

自分だけの強みを明確にする

ここまでで、ストレングスファインダーに活用方法について、様々なデータやワークを通して理解を深めていただきました。
最後に、自身の成功体験とストレングスファインダーの結果とどう関わっているのか?そして、ストレングスファインダーの結果を自分だけのものとして理解するために、組み合わせで考えてもらうワークを行いました。

ストレングスファインダーの結果は、34の資質のうち自分の中のTOP5を出してくれるものですが、その5つはバラバラに現れるものではなく、複雑に関わり合って現れるものなので、この5つの組み合わせで考えることが、自分だけのユニークさを示しやすくなります。
過去の成功体験とこの5つの組み合わせを知ることで、これまでの成功を継続させたり、さらにパフォーマンスを高めたりできるようになります。

ストレングスファインダーの活用の醍醐味でもある部分なので、皆さんワークには非常に深くのめり込んでいただけたようです。
強みを活かすことの特徴の一つとして、強みについて考えている時はものすごく集中できるというのがあります。
このワークの時間が参加者の皆さんにとっても良い時間になっていただいているようでした。

最高のチームをつくるために

最後に講師からは、ストレングスファインダーをチーム作りに活かすことについても話しました。
参加者の皆さんの目的は、自分の強みを活かすだけでなく、会社として組織としてのパフォーマンスを上げることにありますので、今日学んだことを職場でも活かしていくための方法について考えもらって研究会は終了しました。

研究会を通して、皆さん非常にストレングスファインダーへの関心を高めていただいたようで、最後まで沢山の質問を投げかけていただき、とても活気のある会となりました。ぜひストレングスファインダーを活かして、最高のチームを活かしていただければと思います。

レポートは以上となります。
今回の研究会は、世界中で活用されているストレングスファインダーについて、非常に実践的な情報を提供させていただく内容となりました。
参加者の皆さんも早速今回の学びを自分たちの会社や組織に持ち帰り、会社のエンゲージメントを高める取り組みにを始めているのではないでしょうか?

今回のレポートは以上となります。今後も第一線で活躍している様々な講師をお呼びして研究会を開催していきます。次回をお楽しみに!

関連記事

  1. 設立記念セミナーレポート 船川編

  2. 第2期エンゲージメント・プロモーター認定講座(2023年9月開講)

  3. 『日本エンゲージメント協会一周年記念セミナー』開催レポート

  4. 【第5回JEAエンゲージメント協会】「攻めのダイバーシティは高信頼性組…

  5. 【開催レポート】第19回エンゲージメント研究会β
    エンゲージメン…

  6. 【第2回JEA特別セッション】「エンゲージメントに至る組織開発の半世紀…

  7. 【第1回JEAエンゲージメント研究会】開催レポート

  8. 【開催レポート】第26回エンゲージメント研究会
    エンゲージメント…